なぜ、タイ古式マッサージなのか? その1
月曜日, 3 月 15th, 2010なぜタイ古式マッサージなのか?
タイ古式マッサージは他のマッサージと比べて、
なにがどう違うのか?
そういえば、
まだブログ上で皆さんにお話してませんでしたね。
まずは、タイ古式の歴史をお話します。
日本の指圧は140年ほどの歴史ですが、
タイ古式マッサージの歴史は、
2500年前まで遡ります。
いきなり、仏教の話になりますが、
実は、タイ古式を語るには、仏教を語らずには、
前に進みません。
日本では、
中国から伝わった「大乗仏教」が一般的ですが、
タイでは、
インドから伝わった「小乗仏教」を深く信仰しています。
タイ古式マッサージも、小乗仏教も、
もともとは、インドにいた仏教の僧侶たちが、タイへ、
移り住んだことが始まりです。
タイに仏教が伝来したとともに、
タイ医学もだんだん出来上がっていきます。
大陸続きなので、インドとは似たところはあります。
例えば、ヨガはインドが発祥ですが、
タイ古式マッサージでも、
ヨガ的なポーズを相手にさせてからだをストレッチするので、
「ふたりでするヨガ」とか、「怠け者のためのヨガ」とか、
呼ばれることがあります。
タイ医学として、最古のものとしては、
ヤシの葉に書かれた医学書が
あったそうなんですが、
その後の戦争でビルマ軍に焼かれてしまって、
今はありません。
タイ古式マッサージに関して、
今でも残っている一番古い資料としては、
寝釈迦仏で有名な、
バンコクのワットポーというお寺の
石碑に残されているもので、
1837年頃のものです。
からだの前面と背面の図あわせて60枚くらいに、
人体を流れるセン(経絡)の図が描かれています。
これは、観光で行った時に見てきたよっていう人も、
きっと多いですよね。
他のマッサージと違うのは、
タイ古式マッサージは、
仏教の教えを学ぶ場である、お寺で施されていたこと。
仏教の教えに基づいて、仏教とともに発展したこと。
その昔、タイの人は、
僧侶に、
マッサージのしかたや健康の相談をしていたそうです。
今でも、
タイ古式マッサージの施術を始める前には 、
健康と幸せの祈りを込めて、お客様に向かって、
胸の前で両手を合わせて、
「ワーイ」(合掌)をします。
ラカンタイのタイ人スタッフは、
お店に出勤してくるとき、退勤するとき、
必ず、店内に飾っている「ミニ仏像たち」に、
ワーイ(合掌)をすることを忘れません。
タイで会った私の知人のタイ人の多くも、
仏像がそこにあるのが見えれば、
歩行中でも、おしゃべりの途中でも、
路線バスや電車の車窓からでも、
タクシー乗車中の車窓からでも、
必ず手を合わせていました。
このように、タイ古式マッサージは、
凝りがほぐれて気持ちよくなるという目的だけじゃなく、
「マッサージの施術をはじめる前に、
手を合わせて、相手の健康と幸せを願う」という、
とっても仏教らしい、
「相手への思いやりの心」
がすごく感じられますね。
マッサージは、
人の「手」によって施されるものなので、
施術を担当する私たちの、
精神的なものや、思いやりも、
「手」から伝わる気がします。
私は、そういうところに、
すごく魅力を感じています。
その2に続きます。→→
みなみ