MJという人
みなさまはもう観られましたか?
『This Is It』
そう、マイケル・ジャクソンの映画です。
マイケル・ジャクソンの詳しくまでは知らなくとも、名前を聞いたことがあるという人は世界のほとんどなのではないかというくらいの知名度の高い人ですね。
音楽も、彼のものとも知らずに聞いたことがある人だとかなりの人数になるんじゃないかな。
そんな彼は話題多き人であり、噂のターゲットになりがちな人でした。
マスコミの描く彼のイメージ、それは本当に彼の真の姿と同じだったのかな。
私は昔、NYのマンハッタンの真ん中でマイケル・ジャクソンに遭遇したことがあります。
身体がとても華奢で肌が透き通るクリスタルのよう、大きなサングラスをした人がいました。
会った瞬間に私は頭が真っ白になってしまい、マイケル・ジャクソンという名前も出てきませんでした。ただただ、おろおろとしながら、そんな透き通る不思議なマントを着た人が「遠慮せずに乗ってください」というエレベーターに乗り込みました。
名前も出てこない状態でしたが、勇気を振り絞って「握手をしてください」というリクエストをしてみました。英語もろくに話すことのできない異国人の私にとても優しく応じてくれました。
「今夜ぼくのコンサートが目の前のホールであるからよかったら見に来てくださいね」
とても大きくて温かい手でした。
カメラも回っていない場所で、ただの偶然に乗り合わせた一般人の私に、誠実に親切に丁寧に接してくれたマイケル・ジャクソン。
本当にいつでもどこでも、相手が誰であれどんな場面であれ優しい心を持って対応していたのではないかな、と、映画を観ながらこのときの出来事を思い出しました。
今の世の中で、そして彼のようにたくさんの目に凝視され、いろいろなイメージが一人歩きしている状態の中で、そんな誠実で優しい心を持ち続けるのはとても大変なことだったのではないかなと思います。
映画が作られ、世の中の人に伝わるのが、彼がこの世を去ってからだということが悔やまれます。
それでも、ああこんなに一生懸命に輝き周りに愛情振りまいている人こそがスーパースターなんだろうな、こんな人がこの世にいたんだな、っていうことを知る一つのドキュメンタリー映画として、おもしろい作品だと思います。
じんわり、温かい愛を感じてみてください。
~キシ~